昨日は作文試験と集団討論でした。

 作文ではこんなことを書いて出しました。お題が「日本の心」でした。


 日本の心は「知恵」であると思う。日本には古来から「知恵」があった。明治時代に多くの西洋の知識を受容できたのも元々日本人に「知恵」があったからである。太閤検地の時には測量をする技術のある人たちが日本全国津々浦々にいたから地方の石高を知ることが出来た。その測量の技術を活かして伊能忠敬は日本全国の測量をし、世界でもたぐいまれな正確さを誇る日本地図を作ることが出来た。江戸時代、識字率の高さは世界でも最高の水準で、町から田舎に至るまで文字を読み書きできる人が大勢日本の国には暮らしてきた。そのお陰か、世界でもトップレベルの精巧さを誇るゼンマイ仕掛けの人形も日本にはあった。日本には今日の日本のように大きく発展するための素地があった。
 平成22年3月11日東北地方は地震津波で甚大な被害を受けました。東北地方は日本人、持ち前の「知恵」を搾り、東北の地域性にあった産業を興し、震災前を凌ぐほどに見事に復興を遂げてくれるだろう。
 私はそのような日本の担い手となりたい。

 集団討論では、民間企業の利潤を追求して効率の良い営業を目指す方法を行政にも活かすべきだという考え方がありますがどう考えるかということが問われました。
 私たちの班は、行政は住民の要望に傾聴し、それを活かすような形で民間企業にそれに添った事業を興すように要請すべきだ。民間企業がサービスを提供できない地域については町が費用を負担して民間企業にサービスを提供するように要請する。民間企業が事業を興して失敗したときには町として補償することで、民間企業が町で事業を興すことを後押しするということで決着した。
 いやあ、難しかった。初め、文字を読む目が何度も難しい漢字をなぞった。作文がもっと論文みたいなのがでると思っていただけに不意打ちを食らって書きやすかったと思えば、集団討論で行政らしく難しい問題が出てくるとは思わなかった。一緒に受けた人が前に受験したときには、「無人島に行くならば何を持って行くか」という楽しそうな内容をいっていただけにギャップが激しかった。その人は、集団討論の時に今勤めている豆腐の会社の話をたくさんして、ちょっとしゃべりすぎだったと思うけど、そのお陰で話が滞らなくて済んだ。彼には醤油用の大豆はまだ国産のものが多く、サラダ油用の大豆は殆ど米国産だと教わった。地理の知識だ。